令和3年第4回定例会が開催され、市政に対する一般質問が行われた。特に新井市長の公約の中で、ノーラ名栗や子ども医療費無償化、林業支援策についての質問が目立つ。
ノーラ名栗について、新井市長は、この事業が地方創生の観点から重要であるとし、地域活性化への貢献を継続していく考えを示した。市長は市民からの意見への対応として、検証委員会を設置する意向も伝えたものの、市民からの心配の声に対して予防線を張る形での発言も多かった。
さらに、子ども医療費無償化について新井市長は、これは子育て家庭の経済的負担軽減につながり、地域の人口増加への寄与が期待できると述べた。現行の15歳までの制度を、18歳まで拡充する意向を確認したが、これには財源の確保や他事業との関連性が必要であり、市民への説明も意識しながら進める必要があると強調した。
林業支援策としては、大林組との提携が強調され、森林資源の有効活用と新たなビジネスモデルの構築が期待される。市では、林業の成長産業化を目指し、木材センターのような集積地の設立を視野に入れている。
感染症対策では、自宅療養者への支援策が整備されたことが報告され、配食サービスやパルスオキシメーターの無償貸与が行われている。
福祉防災について、特に高齢者や障害者に対する個別避難計画の整備が求められ、必要な情報の把握や、福祉避難所の設置についても進められているとのこと。これに伴い、地域での住民同士の助け合いが重要であることが再確認された。
振り込め詐欺被害防止対策では、歳末のチラシ配布が続けられているが、より市民への啓発が必要で、安易に被害者となることを防ぐ取り組みが求められる。特に高齢者への対策として、電話機に取り付ける防止装置の導入についての検討が期待されている。