令和2年第4回定例会が10月2日に開催された。この会議では、議案第66号から第76号、及び認定第1号から認定第11号の一括審議が行われた。
議長(平沼弘議員)は、冒頭で本日の議事日程を報告し、続いて議会運営委員会の報告が行われた。
中元太議員(議会運営委員長)は、意見書案の提出が行われたことを確認し、全会一致に達しなかった件についても言及した。また、議案第66号に関しては、市長の20%減額、及び副市長の10%減額を含む不祥事に関する議案が審査の対象であることが明らかになった。
続いて、各委員長からそれぞれの審査報告がなされた。まず、総務教育委員長の関田直子議員は、議案第66号についての質疑結果を述べた。議案第67号に関しては、飯能市立学校設置条例の改正が行われ、名栗中学校の廃止方針が伝えられた。生徒数が減少しているため、この決定に至ったと説明した。
質疑応答では、地域の教育環境に向けての懸念も議題となった。滝沢委員の反対討論に対して、野田委員が賛成討論を行い、地域の意見交換が重視されるべきであると強調した。
次に、生活福祉委員会の新井重治議員が報告し、地域型保育事業の見直しや介護支援に関する改正などの議案も審議され、全体として多くの議案が原案どおりに可決された。
経済建設委員会においては、農業費に対する計画や公共工事の進捗状況が報告され、その中で地域活性化に向けた取り組みが重要視された。また、県水導入に関する議論も交わされ、県水割合の調整が必要との意見もあった。
このように、令和2年第4回定例会では教育、生活、環境など多岐にわたる議題が採上げられ、今後の市政に影響を与える重要な決定がなされた。議長は、最後に閉会の挨拶をし、出席議員の労をねぎらった。