令和2年第1回飯能市議会定例会が開会し、市長が新型コロナウイルス感染症対策の重要性を強調した。
開会の挨拶では、市長の大久保勝氏が新型コロナウイルスの感染状況を受けた市の対策を説明した。特に、感染拡大防止のため、3月5日から公立小・中学校の休校を決定したとのこと。
この日の議事では、19番の野田直人議員が議事進行を提案。議会内外の人事役職について議長に見解を求めた。これに対し、議長の平沼弘議員はそれを公務として認識していると述べた。
議事進行に関して、野田議員は一部議員が土地開発公社理事会に欠席した問題を取り上げた。その欠席者は鳥居誠明議員であり、理由は会派の沖縄視察だった。これに対し、野田氏はその行動を批判し、重大な責任問題として追及すべきと主張した。市の執行部が懸命に市の発展に取り組んでいる中、議員が公務を欠席することは許される行為ではないと訴えた。
鳥居議員は自らの行動を説明し、視察を優先したことを謝罪したが、野田議員はそれを許せない行為とし、議長にその対応を求めた。議長はこの件について再確認をする意向を示した。
その後の議事では、令和2年度予算案が上程。市長は、予算案の中で市民の安全と安心を最優先に考えた施策を展開すると述べた。今年度の一般会計予算は、前年度比2.6%増の総額298億円となる見込みだ。特に、災害復旧と教育への投資に力を入れる方針を示した。\n