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飯能市第2回定例会、子ども福祉や観光施策が議題に

令和元年6月17日に開かれた飯能市第2回定例会では、子どもを守る取り組みや観光振興などが重要な議題として取り上げられた。
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令和元年6月17日に開催された飯能市の第2回定例会では、多岐にわたる市政に対する一般質問が行われた。主なテーマは『子どもに安心安全なまちづくり』をはじめとする福祉と観光、防災に関するものであった。

質問の冒頭を飾ったのは中元 太議員で、特に交通事故から子どもたちを守る対策について切り込んだ。保育園児の死亡事故を痛ましく例に挙げた彼は、「今回の事故を受けて、交差点の安全対策を強化する必要がある」と強調し、幼保施設や学校における交通安全対策マニュアルの現状を問うた。

市の代表である平野 功君(学校教育部長)は、「未来の宝である子どもたちの安全を守ることは大人の責任であります」との認識を示し、安全マニュアルの整備に尽力していると答弁した。さらに、「今後は具体的な安全対策のマニュアルを設けていく」との方針も示された。

続いて中元議員は、観光事業の観点から『ムーミンバレーパーク』開業後の経済効果とその課題に焦点を当てた。副市長の新井洋一郎君は、「ムーミンバレーパークが開業してから来場者が急増し、地域の飲食小売事業者に経済的な恩恵が波及している」とし、今後の経済波及効果の一層の促進を呼び掛けた。

また、観光関連の質疑では、観光客誘導のための交通ルート整備も議論された。特に、地域協働に基づくイベントやパンフレットの配布など、市民が連携して観光資源を最大限に活かすアイデアについても意見が交わされた。

防災対策についても言及があった。松橋 律子議員は、避難所におけるトイレの必要数について詰め寄り、現在の設置状況や改良点を専門的な見地から指摘した。市の対応としては、避難所のトイレット設置計画に加え、行政との円滑な連携をさらに強化する方針を示した。

さらに、認知症に関する福祉施策や振り込め詐欺防止策も質問された。健康福祉部長の田中 雅夫君は、「市民の誤解や偏見を減少させ、適切な支援を行うための取り組みを強化しています」との考えを示した。特に、介護マークの使用促進や「おでかけ見守りシール」の周知活動が有効であるとし、地域における相互理解の重要性が強調された。

総じて本会議では、子どもの安全や観光振興、地域の福祉対策といった重要なテーマが多く取り上げられ、市は今後も一丸となって取り組んでいく所存であると別席からの表明があった。

議会開催日
議会名令和元年第2回定例会
議事録
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