令和4年第4回定例会では、さまざまな市政に対する質問が提起されました。
特に、業者育成や防災対策に関する問題は、地域の経済活性化に寄与する重要なテーマとされています。「市内の業者を育成する意義についてどう考えているか」と問われた企画総務部長(大野悟君)は、「市内業者救済は本市の重要な役割である」との認識を示しました。これに対し、議員はその具体的施策を求め、今後の育成プランに期待を寄せています。
また、椙田博之議員は公共施設の老朽化の進行について質問しました。特に図書館の経年劣化が問題視され、教育部長(新井洋一郎君)は、「修繕計画を進めており、業者との調整を進めている」と答えました。更に、市の公共施設は、築年数が30年以上のものが約70%を占め、特に早急な対応が求められている現状にあります。
防災対策の質問も多く挙げられ、熊田尚子議員は、防災教育を通じて新世代の意識醸成に力を入れるべきだと主張しました。また、町内会や自主防災会との協力を大切にし、地域全体で防災意識を高めていく必要があると強調しました。
次に、教育部からは、現在小学校で行われているフレンドリースクールや緊急時の児童の安全確保についての取り組みの説明がありました。警察と連携した避難訓練が実施されたことが報告され、また、ネットワークを活用した情報配信も検討されているとのことでした。
「児童が安心して暮らせる環境を作るのは地域全体の責任」とし、地域住民と連携を図って、次世代を育てるための支援が進められています。今後の方針として、特に復旧対応や市民への幅広い情報発信が重視されているとされています。
このように、様々な質問や意見が交わされており、市政推進への期待感が高まっています。市としても、今後の地域振興や住民の安全などに向けて迅速かつ丁寧な対応が求められています。