令和3年第5回定例会が12月14日に開かれた。議題として、議案第69号から議案第97号までの一括議題が扱われ、質疑や討論を経て、いずれも原案通り可決された。特に、子育て世帯への臨時特別給付金に関する議案は注目を集めている。
議案第99号では、一般会計補正予算が提案され、子育て世帯への臨時特別給付金に関連する経費が計上された。副市長の町田守弘氏は、補正予算の記者会見において、支給は迅速に行う考えを示し、年内にも振込を予定していると述べた。これに対し、議員からは給付金の支給方法や申請手続きについての質問が相次いだ。
特に、子育て支援課の内沼和彦氏は、給付金の概要を説明し、特にプッシュ型による支給が約1万950人に対して行われると語った。初めの5万円の支給後には、さらに5万円が後日支給される見込みで、国の動向を注視しながら進める考えを強調した。議会としても、市民の要望を受けた対応が求められている。
また、育児や介護を理由とした欠席の届出が可能になる変更を含む議員提出の議案も可決され、多様な人材の参画を促進する動きもみられた。議長の中元太議員は議事の円滑な進行を感謝し、新井重治市長は支給が迅速に行われることを約束した。
全体として、定例会では、国からの補助金を受ける形で市の財政支出が重要事項として取り上げられ、市民からの声を反映した施策推進が進められた。新型コロナウイルス感染症への対応や子育て支援は引き続き重要な課題として、議会での議論が必要であると認識される。