令和5年第1回飯能市議会定例会が開会した。
中元太議員が議長として議会を招集し、出席議員は18名であった。初めに、議会運営委員長の野口和彦議員が会期を本日から3月23日までの28日間とする旨を報告した。「本定例会の会期は28日間と決定いたしました」と述べた。
続いて、会議録の署名議員に加藤由貴夫議員、鳥居誠明議員、加涌弘貴議員の3名が指名された。副市長の町田守弘氏が挨拶し、現在入院中の新井重治市長に代わって議会出席が叶わなかったことについてお詫びの言葉があった。
次に、副市長はトルコでの地震による被害について触れ、「亡くなられた方々に心からの弔意を表します」と強調した。また、飯能市の新型コロナウイルス感染症の動向についても言及し、最近の新規陽性者数の減少を報告した。「基本的な感染対策の励行をお願いする」と呼びかけた。
議案が提出された後、提案理由の説明へと移り、専決処分を含む30件の議案が紹介された。これには、出産・子育て応援給付金に関連する補正予算や、複数の条例改正案が含まれ、「何とぞ慎重に御審議をいただきたい」と述べた。
令和5年度の予算案についても詳述された。一般会計予算案総額は296億円を計上し、特別会計についても合わせて189億4,379万2,000円の予算案が賄われる見込みだ。特に農林水産業に関する取り組みが強調され、「森林文化都市創造事業を新設」と説明し、地域の特性を活かした予算配分を行う方針が示された。
本日の日程は終了し、閉会が宣告された。本会議は次回の3月1日に議案に対する質疑を行う予定である。議会は引き続き、市民の意見を反映した柔軟な市政運営を目指し、活発な議論を重ねていく方針を示した。