令和3年第1回飯能市議会定例会が開催され、議案や請願に関する討論が行われました。
特に注目されたのは、議案第16号の土地開発公社の土地取得に関する議論でした。議員らは、約20億円をかけて土地を買戻すことの妥当性について質問しました。反対する意見として、「市民に具体的な構想を示す必要がある」との声が上がり、一方で賛成派は、「地方創生に向けた重要な施策であり、地域活性化に寄与する」との意見を述べました。
また、議案第17号の2021年度一般会計予算も大きな焦点となりました。新型コロナウイルス感染症が影響を与える中、市民生活を支援する予算編成が評価される一方、財政の健全性を保つための課題として指摘もありました。議員の中には、「都市計画税の見直しや保育所給食の民間委託についても賛否が分かれている」といった意見も見られました。
このように、議会では市の将来に関わる様々な問題が取り上げられ、それぞれの立場から意見が交わされました。議員からは市民の声を反映した施策の重要性が訴えられ、今後の飯能市の振興に期待が寄せられました。