令和5年第1回高石市議会定例会が開催された。市議会は、会期を14日間に定め、さまざまな議案が審議されることとなった。
議会ではまず、会期の決定について審議が行われ、「異議なし」と認められた。これにより会議は3月9日までの期間で進められることになった。次に、会議録署名議員が4番の吉田佳代子氏、5番の木戸晃氏に指名された。
阪口伸六市長は挨拶の中で、今回の議会で審議される案件として15件の議案、1件の諮問、2件の報告を提出していることを説明した。特に、議案第1号では高石市国民健康保険条例の改正があり、出産育児一時金を42万円から50万円に引き上げることが提案されている。
また、議案第2号では、高石市障がい者の医療費助成に関する条例の一部改正について、大阪府による福祉医療費助成制度の改正に伴い、生活保護受給者も助成対象とすることが含まれている。
さらに、議案第3号では、児童発達支援センター条例と子ども・子育て会議条例の改正が提起されており、これらの改正はこども家庭庁設置法の施行に伴うものである。これらの議案は全て、令和5年4月1日施行の予定である。
午後からは、議案第4号から第15号までの一括議題が提案された。これには高石市一般会計補正予算や、特別会計の予算が含まれており、それぞれ様々な施策が計画されている。
一連の議題の中で特に注目されたのは、令和5年度高石市一般会計予算であり、予算総額255億4,678万1,000円、前年度比で減少していることが影響を示唆している。
議会はまた、固定資産評価審査委員会委員の選任や人権擁護委員の候補者推薦についても取り上げた。新たに推薦された候補者は福村壽之氏であり、諮問に関しては異議のない旨、答申された。
最後に、報告第1号として専決処分の報告が行われた。これは損害賠償額の決定に関する報告であり、議会運営委員会の決定に基づき委員会への付託を省略して処理された。全体として、スムーズに議会は進行し、市政運営の重要な決定が行われた様子が伺えた。