令和5年第3回高石市議会定例会が開会した。議会では、市長の畑中政昭氏が議案について説明を行い、合計19件の議案が提出されたことを報告した。重要な議案として高石市事務分掌条例の改正や、一般会計補正予算などが含まれている。
特に、議案第1号は本市施策の効率的推進を目指している。市長は政策推進部の組織改編などの改正内容について詳細に述べ、全庁的な戦略的施策の展開を強調した。市長は「市民への周知等も考慮し、令和6年4月1日施行を予定している」と説明した。さらに、議案第4号では、新たな自転車用ヘルメットの普及促進や地域美化に向けた施策を提案し、最適な財政運営に向けた取組を強調した。
また、特に関心を集めたのは、議案第16号で、高石市副市長の選任についてである。市長は、春名克俊氏の選任を提案し、「さまざまな施策への関与を早期に通わせたい」と意義を語った。会期中には、副市長の選任に関して市民への説明責任も果たす必要性が議論された。議員からは、「選挙公約との整合性が問われる中での提案となるため、市民への丁寧な説明が必要」との指摘もあった。
その他、健全化判断比率に関する報告や保健医療センター会計決算についても議論が行われ、多くの議案が一括議題として扱われた。特に、財政の健全化に向けて今後も意識的な取り組みが必要との認識が確認された。議論を通じて、より効果的な施策の展開に向けた方向性が示された。