令和3年第4回高石市議会定例会が開催された。市長の阪口伸六氏は、議会の開会にあたり、出席した議員や関係者に感謝の意を表明した。
また、議会で審議される案件についての説明を行い、今回の議会には議案や諮問、報告が合計で11件提出されていることを話した。
議案の中でも、令和3年度高石市一般会計補正予算が重要なテーマとなっている。提案された補正予算は、児童福祉に関する施策として、特に新型コロナウイルス感染症の影響を受けた子育て世帯への臨時特別給付金に力を入れている。
この支給は、国の経済対策の一環として行われ、児童手当の受給資格がある世帯に対し、児童一人当たり5万円を支給するものだ。この取り組みに関し、吉田佳代子議員からの質問があり、給付金の申請方法や支給時期に関する詳細が伝えられた。
こども家庭課長の家村美雪氏は、支給対象者の人数を約1万人と見込み、年内の12月27日を支給予定日とすることを確認した。さらに、対象者への周知方法として、市の広報紙やホームページを利用する方針も示された。
吉田氏は、地域の子どもたちに対する支援策として、今後もこうした取り組みの重要性を強調し、国民健康保険条例の改正や老人福祉センター条例の改正に関する議案についても意見を述べた。
その後、他の議案も一括で審議され、適切な手続きが踏まれた上で、遵守されることが確認された。さらに、新生児に対する新たな独自給付策に関する質疑が交わされ、市長も今後の施策について前向きな姿勢を示した。今後の対応として、質疑の過程で明らかにされた高校生への支給についても、申請が必要であることを明確に伝えられた。
最終的に、提案された議案は全て可決され、議会は無事閉会した。会議の進行中では、監査委員報告や寄附金の収受についても報告があったが、これに対し議論は特に行われなかった。