令和5年第4回高石市議会定例会が開会され、重要案件が取り上げられた。
市議会では、会期を12月8日までの9日間と定め、議会運営についての議題が次々と進められた。
まず、市長の挨拶では、畑中政昭市長が、提出された12件の議案と3件の報告について説明を行った。
議案のひとつである「一般職の職員の給与に関する条例の一部改正」では、国家公務員の給与改定に準じた対応が説明された。
畑中市長は、「正規職員及び会計年度任用職員の給料表の改定を行い、期末および勤勉手当を引き上げる」と述べた。
さらに、「高石市国民健康保険条例の一部を改正する条例では、産前産後健康保険料の減額が行われる」とし、施行期日を令和6年1月1日に設定することが確認された。
それに続いて、自転車駐車場条例の改正案では、高石駅の自転車駐車場の移設が説明され、「南海本線・高師浜線の連続立体交差事業の工事完成に伴い、必要な対応を図る」と強調した。
また、副市長定数条例の改正提案についても触れ、「副市長を2名から1名体制にする」と市長が説明し、賛同を求めた。
次に「令和5年度高石市一般会計補正予算」が審議に上がり、歳出項目について詳しい説明が行われた。
市長は、「戸籍住民基本台帳費において、法改正に伴うシステム改修のため委託料が計上されている」と述べ、具体的な金額も示された。
このように、議会は多岐にわたる重要な議案を審議し、市民の生活に直結する施策が進行中であることが示された。
最後に、指定管理者の選定や、固定資産評価員、教育委員会委員の任命なども確認され、全体的に効率的な議運営が行われている様子が伺えた。
市は引き続き、今後の議案審議に対して真摯な姿勢で臨むことが求められている。