令和2年第2回高石市議会臨時会が開催された。
当議会は、特に新型コロナウイルス感染症への対策として、子育て世帯を支援する内容が中心となった。
市長の阪口伸六氏は、臨時会の招集にあたり挨拶し、議員の協力に謝意を表した後、重要な案件について説明した。
最初に「専決処分の報告」について、政策推進部長の石坂秀樹氏が述べたのは、令和2年度の一般会計補正予算である。これは、法人市民税の中間納付税額還付のために3,820万7,000円の増額が必要になり、特に急を要する場合に対応したものである。結果として、補正後の予算総額は336億639万7,000円となった。
次に議案第2号として「令和2年度高石市一般会計補正予算」が上程された。松田亜季議員から児童福祉関連の質疑があり、ひとり親世帯へ臨時特別給付金を支給する新政策の詳細が問われた。こども家庭課長の家村美雪氏は、対象者や申請の流れについて丁寧に説明し、親世帯の経済的負担を軽減する意義を強調した。
この補正予算には、子どもたちのエアコン導入も含まれた。教育総務課長の西川浩二氏は、小学校体育館への空調設備設置について、地域の避難所としての機能を高めるため、必要な詳細とデザインが供給される旨を説明した。消防衛生や災害時の避難を考慮し、早急に設備導入を行うことが求められている。
また、物品購入に関する第3号議案が承認された。学校教育に関連する学習用コンピュータ等が約4億3,840万円で入札され、前向きに進められることが評価された。
公明党の吉田佳代子議員は、ひとり親世帯の給付金について、課題にうまく対応しているかどうか頻繁に意見を交わし、分かりやすく周知される必要があると強調した。市長は、素早い手続きを遂行する旨を述べた。
今後も市は、子育て世帯をサポートする新たな取り組みを進め、より良い福祉サービスの提供を目指すという。