令和3年9月27日、和泉市議会第3回定例会が市役所議場で開催された。出席議員は24名全員、主要な議題として「会議録署名議員の指名」と「一般質問」が上がった。
浜田千秋議長の開会宣告の後、最初に会議録署名議員として森久往議員と飯阪光典議員が指名された。その後、一般質問に移り、松本利裕議員が壇上に立った。松本議員は、個人スマホの業務利用、北信太駅前整備事業の進捗、富秋中学校区等のまちづくりの進捗状況について質問した。
個人スマホの業務利用について、松本議員は職員が庁舎外で業務に従事する際の責任問題を指摘し、市長公室長の山崎光一氏は、出張時に職員が現場で連絡手段として私物のスマートフォンを利用している実態を説明した。一方で、管理上の懸念もあることを強調。今後、業務用タブレットの導入計画についても触れたが、データ保存や安全性の観点から外部への持ち出しは難しいとのことだった。
続いての質問で松本議員は、北信太駅前整備事業の進捗状況を問う。都市デザイン部長の八木剛氏は、自由通路の整備に向けた詳細設計や駅前のアクセス改善計画が進行中であると述べ、関係者との協議を重ねる意向を示した。駅西側の周辺整備についても言及し、安全対策に留意する必要があるとの考えを示した。
次は、富秋中学校区のまちづくりについて質問があり、都市デザイン部理事の津田拓也氏が、基本計画の進捗状況や民間活力導入の可能性について回答した。教育・こども部長の並木敏昭氏も小中一貫校の配置や安全対策に関し、様々な課題に取り組んでいるとの発表を行った。
さらに、一般質問の第2問に吉川茂樹議員が立ち、給食のアレルギー対応、ICT教育、防災減災対策について質問が進む。給食のアレルギーについて、教育・こども部長の並木氏は、国の基準に従った利用状況等を詳らかにし、安全で安心な給食提供を模索しているとした。
ICT教育では新型コロナウイルス感染症への対応としてオンライン授業の必要性が強調され、教育委員会はその進行を加速させていることを説明した。健康面では、視力低下やストレス対策についても考察され、様々な課題に応じて柔軟に対処する姿勢を示した。