令和元年12月13日、和泉市議会第4回定例会が開催され、複数の議題が議論された。
特に注目されたのは、小中一貫校の建設についての質疑である。議席番号22番の小林昌子議員が、槇尾中学校区と富秋中学校区での小中一貫校の開校スケジュールや用地買収について質問を行った。学校教育部長の並木敏昭氏は、槇尾中学校区の開校スケジュールは来年度から設計業務に着手し、概ね5年程度を予定していると述べた。また、設計業務に要する費用についても、過去の建設費を参考にその目安が約47億円になると説明した。この回答に、小林議員は、開校時期や費用についての透明性を求めた。
さらに、小中一貫校の設計に関しては、地域の特性を活かすため、南横山小学校の自然環境を活かした教育内容が重視されることが確認された。特認校制度を継承することも検討され、地域の特性を活かした自由な通学環境を提供する方針が示された。
次に、いじめ問題についても議論が行われ、教育指導監の大槻亮志氏は、いじめの防止に向けた取り組み状況について報告した。特に、教員間のハラスメントの防止に向けて、各学校に相談窓口を設置し、教員同士の連携を強化することで、より健全な教育環境を目指していると述べた。