令和5年12月12日、和泉市役所において第4回定例会が開催された。
市内議員全24名が出席する中、石原日出子議長が会議を開いた。議会の最初の議題は会議録署名議員の指名で、2番の早乙女実議員と15番の井阪雄大議員が指名された。議事はその後、一般質問に移行した。
最初に登壇したのは浜田千秋議員で、職場でのあらゆるハラスメントの防止について質問を行った。特に、カスタマーハラスメントについて言及し、「人権政策担当として、どのような対策を取っているのか教えてほしい」と問いかけた。前田正和総務部長は、和泉市男女共同参画推進条例や人権侵害の防止に関する条例について説明し、市の取り組みを強調した。
続いて、吉川茂樹議員が人権尊重の視点に立ったまちづくりについて質問。具体的な施策について詳細な答弁があり、特にＬＧＢＴ理解増進法についての市の取り組みが説明された。吉川議員は、今後の啓発活動に期待される市の姿勢を求めた。
さらに、飯阪光典議員が中学校における金融リテラシー教育について言及した。金融教育の必要性として、自立した消費者として生きる力を育むことの重要性を述べ、その教育内容について質問を行った。教育指導監は、現在行われている授業内容を説明し、学びの重要性を再確認した。
他の議員による一般質問も活発に行われ、特に高齢者への福祉施策や緊急支援制度に関する提案が寄せられた。討議の結果、より多くの市民に対する周知と支援の強化が求められることを改めて認識する場となった。
出席議員は次々と意見や要望を述べ、特に市民との協働による地域支援の大切さが強調された。議会は、地域の課題に対する理解と対応の重要性を再確認し、引き続き市民サービス向上に努めることを確認した。