令和3年7月20日、和泉市議会第2回定例会が予定通り開かれた。出席議員は24名で、会議は定刻通り開始された。
浜田千秋議長は、開会の挨拶において、全員出席の確認を行った上で、議事日程を報告した。議長はまず、会議録署名議員の指名について、垰田英伸議員と坂元純一議員の2名を指名した。
次に、専決処分の承認を求める報告が行われ、和泉市一般会計補正予算の第2号及び第3号が承認された。また、和泉市税条例の一部改正に関する報告も行われ、異議なく承認された。
議案として提出された第24号の工事請負契約締結に関する報告は、満場一致で可決された。議案第25号の和泉市道の駅いずみ山愛の里条例制定についても可決され、その後の議案に関しても各委員長から順に報告され、反対意見が出ることなく可決された。
特に、第26号の議案である個人番号利用に関する条例改正については、原重樹議員から反対意見が表明された。彼は、個人情報の活用がもたらす自治体独自施策の制限について懸念を示した。
また、友田博文議員は補正予算の議案第34号について、教育現場でのプール廃止に関する方針に対し異議を唱え、学校プールを民営プールに転換することの不透明性を指摘した。これにより、議会内では教育施策に関する活発な討論が展開された。
その他にも様々な議員提出議案が上程され、各項目について慎重な審議が行われた。特に、子どもを性犯罪被害から守るための意見書や、学校教育におけるデジタルトランスフォーメーションに関する意見書などが議題に上がり、議員間で多くの意見が交わされた。
最終的に、全議案が承認され、浜田議長は閉会の挨拶を行った。市長の辻宏康氏も、議会の審議に感謝の意を示し、今後の市政運営に努める意向を表明した。議会の閉会は、議員達の努力により、全ての議案が円滑に可決されたことをもって行われた。