令和2年3月19日午前10時より、和泉市役所議場において第1回定例会が開催された。この会議では、全24名の議員が出席し、議題として一般質問が行われた。議長の吉川茂樹氏が開会を宣言し、議事日程を報告した後、日程第1「会議録署名議員の指名」が進められ、松田義人議員と末下広幸議員が署名議員に指名された。
日程第2の「一般質問」では、杉本淳議員が登壇した。杉本議員は、惣ヶ池こどもグラウンドに関する質問を行い、コンプライアンスや地権者との契約について問題提起した。特に、グラウンドの利用開始について委任や契約書の成立過程に疑問を呈し、教育委員会との連絡も強調した。杉本議員はまた、公の施設としての整備方針や関連法規についても言及し、施設の透明性と適正管理の必要性を訴えた。
次に、石原日出子議員が医療的ケア児の保育所受入れに関する質問を行った。医療的ケアを必要とする子どもたちの教育・保育の実施について、現状案や今後の方針を求めた。石原議員は、保護者の負担軽減が重要であり、ガイドラインの策定を求めるとともに、東京都の成功事例を引き合いに出し、和泉市としても進んでいくべきだと強調した。
さらに、浜田千秋議員が通級指導教室に関連した質問を行い、障がい児への支援を強化するための施策を求めた。浜田議員は、子どもたちが適切に支援を受けられる環境づくりの重要性を訴え、特に地域における支援の拡充を求めた。
また、経済的な影響に関する議論も行われた。自宅での学びを支えるための施策が必要であり、経済的な支援のあり方についても議員が意見を交わした。
最後に、岡博子議員は新型コロナウイルスに関連して感染症対策を問うとともに、患者家族への自治体支援の要望を提出した。医療センターの受入れ態勢や保健所の電話対応についても問題提起された。これに対し、堅固な支援体制の必要性が指摘された。
この会議では、政策の改善や制度の拡充が各議員から提案され、今後も多様な問題に対して議論が求められることが確認された。議長は、引き続き各担当者と連携し、政策実現に向けた活動を進めていくことを約束した。