令和3年9月8日、和泉市では第3回定例会が開催された。出席した24名の議員は、当市の重要事項について意見を交わした。
市長の辻宏康氏は、「本日提案する案件は、2021年度の一般会計補正予算など、計13件の議案が含まれる」と述べ、議会の設立に感謝の意を表した。
議題の一つには、待機児童問題があった。小林昌子議員は、「昨年度整備した3つの保育施設が267人の定員増に寄与した」と報告した。これに対し、教育・こども部理事の飯阪陽次氏は、待機児童数の変化について詳細に説明した。昨年度の待機児童は合計51人であり、今年度はわずか15人に減少していることが分かった。
更に、教育の質の向上を目指すためICTの導入状況が議論された。大槻亮志教育指導監は、「1人1台のPCを活用して、授業の質を高める取り組みを進めている」と語った。これにより、思考力や判断力の向上に寄与することを目指している。
その後、予算に関する報告が行われ、辻市長は健全な財政状況を報告した。実質赤字比率が黒字であり、公債費比率も25%以下であるとし、将来負担比率はマイナスであると強調した。昨年度決算の内訳として、令和2年度の水道事業会計の剰余金処分についても報告があった。
また、新庁舎の整備状況についても議論され、その契約締結の件が多数発表された。市長は、新庁舎の設計に関して「市民のための快適な施設を目指す」と述べ、具体的な工事内容を説明した。
最後に、全体として会議は順調に進み、今後の計画も共同で吟味されることが期待される。次回の定例会は9月27日に予定されており、さらなる詳細議論が行われる見込みである。その動向に市民の関心が高まっている。