令和5年9月27日、和泉市役所議場で第3回定例会が開かれた。出席議員は24名で、会議録署名議員に関する議題を可決した後、一般質問に移った。
友田博文議員は、南部地域のまちづくりと少子高齢化対策について質問し、特に横山・南横山地域の人口推移に着目した。並木敏昭市長公室長は、和泉市全体の人口は減少傾向にあるものの、特に横山地域が約10.8%、南横山地域が約12.1%の大きな減少率を示していることを述べた。友田議員は移住・定住支援補助金の実績を求め、南部地域において昨年度に28人の移住があったことを確認した。
さらに、友田議員はネットワークの拡充と空き家対策の重要性に触れ、都市デザイン部の八木剛部長が空き家の状態を調査し、バンク登録や利用促進の提案を行っていることに対して期待を寄せた。
また、友田議員は大阪外環状線沿道の土地利用構想を踏まえ、既存の建築物の高さ制限についても言及した。八木部長は、現在の土地利用規制において、高さ制限に配慮しつつ、事務所や物流業等の受入れを検討している点を強調した。
次に、議席番号21番の谷上昇議員がワクチン接種や健康に関する一般質問を行い、特に新型コロナウイルスワクチンに関連して、接種状況や公的機関からのデータの公開について疑問提起した。子どもたちの健康を守るために、情報提供の透明性が求められるとの論点が議論された。
この後、浜田千秋議員は多胎育児支援について質問。和泉市では、保育士の負担軽減や保護者へのサポートが進行している点を示しました。今後も施策の拡充が強く求められている。
最後に、服部敏男議員が技術職確保と働き方改革について議論を展開した。特に教員の採用状況や地域貢献活動について触れ、労働環境の改善と維持の必要性が提起された。
全体として、人口減少や子育て支援、職場環境の向上が市議会内で強く意識される中、議員たちは市民サービスの向上に向けて様々な視点から意見交換を行った。