令和元年6月25日の和泉市議会第2回定例会では、重要な議題が取り上げられた。議事は会議録署名議員の指名を経て、一般質問が行われ、特に教育や支援施策に関する充実した議論が展開された。
まず、教育に関する一般質問が始まり、遠藤 隆志議員は、拉致問題及びアニメ『めぐみ』の活用促進について言及。その中で、拉致問題に関する市の取り組みはどうなっているかと問いかけた。これに対して、土本 修一総務部長は、教育や広報を通じて啓発活動を進めていると説明した。特に、アニメ『めぐみ』の視聴状況に関しては、年々増加傾向にあることが強調された。
浜田 千秋議員は、町会館・自治会館を避難場所として活用することについて質問した。その際、岡田 辰雄市長公室危機管理監は、市が過去の台風21号の教訓を生かし、避難所の利用状況を適切に評価している旨を述べた。また、高齢者や避難支援を過小評価せず、今後も慎重に議論を重ねる姿勢を示した。
早乙女 実議員は、都市環境委員会の行動と、相次ぐ災害に対する市の対策について発言。特に、災害時の危機管理体制の強化を求めた。これに対して,市側は地元住民の団結と、適切な情報共有の重要性を訴えた。
また、藤原 久仁生教育部長は、教育の質を確保するために、新学習指導要領に基づく外国語教育の全校実施の重要性について語った。具体的には、外国語活動の年間時数の確保による充実を目指すとし、各学校との連携を強調した。これにより、地域の子どもたちがより豊かな教育を受けられる土壌を整えようとしている。
さらに、スクールソーシャルワーカーの活動について、学校教育部長は、社会的な課題を抱える子どもたちへの支援を維持・強化するための取り組みを進めていると述べた。その活動が学校生活の中で成果を上げていることも報告された。