令和４年６月10日、和泉市議会第２回定例会が開会した。全24名の議員が出席し、市長の辻宏康氏は、今定例会で提案される案件として、和泉市の補正予算や監査報告など計33件にわたる議案について説明を行った。
市長は、令和３年度の決算見込みを約6億5千万円の黒字とし、新型コロナウイルス感染症対策や子ども医療費助成対象年齢の拡大などの施策を強調した。この補正予算案には、低所得の子育て世帯への特別給付金支援として、子ども一人につき5万円を支給するための資金も含まれている。また、子ども医療費助成に関しては、対象年齢の見直しが進められており、市中心の福祉政策が反映されている。
今回の議会では、令和４年度一般会計補正予算第３号と第４号の承認が求められ、新型コロナウイルス感染拡大による経済的影響への対策が進められる。特に、生活困窮者自立支援金や子育て世帯生活支援特別給付金のために国庫支出金が増額されており、地域経済の支援に対する見直しがはかられている。
また、一般財団法人和泉市文化振興財団の令和３年度決算書類や、令和４年度事業計画書類も報告された。生涯学習部長の辻氏は、文化事業や特別展の開催予定を説明し、市民への文化振興の重要性が繰り返し述べられた。特に、今回の報告では、過去の収入の見落としが生じた経緯も明らかにされ、適正な管理が求められている。
これらの議案については、今後の質疑を通じて細部を確認する段階にあり、市民意見の傾聴が行われる予定だ。議長の森久往氏は、慎重な審議を求めており、議員各位からの意見聴取による透明性の確保が目指される。
議会は本日、日程第34までの情報を扱い、今後も市民ニーズを反映できるよう、議論を深めていく方針である。次回の一般質問は、６月27日に行われる予定である。