令和4年6月30日、和泉市議会は第2回定例会を開催した。
出席議員全24名が会議に参加し、重要な議題について議論が行われた。
今回の定例会では、特に「和泉市立総合医療センターの料金等に関する条例の一部を改正する条例制定について」が注目を集めた。
この議案には、一般会計補正予算や人権擁護委員の推薦に関する議題も含まれている。
市長、辻宏康氏は、人権擁護委員の推薦について説明を行った。
過去多くの業績を残した福井けい子氏、堀田亨氏、川合直人氏を引き続き推薦することを提案した。この推薦が承認されたことは、市の人権擁護活動にとって重要であると強調した。
また、総務企画委員会委員長の吉川茂樹議員は、専決処分の承認に関し、工事請負変更契約についての報告を行った。
この件については、申し分のない賛成意見が多数を占めた。
議案の中で、特に「和泉市立総合医療センターの料金等に関する条例の一部を改正する条例制定について」に対して、議員から異議があり、強い反対意見も示された。
反対意見を述べた原重樹議員は、初診だけでなく再診時の選定療養費値上げを疑問視し、政策の不合理性を訴えた。
その後の採決においては、反対の声があったものの、最終的に議案は原案通りに可決された。
さらに、議員提出議案も審議された。中でも「和泉市インターネット上の誹謗中傷や差別等の人権侵害のない社会づくり条例制定について」が全議員による共同提案として上程された。
山本秀明議員がその必要性を説明し、賛同を呼び掛けると、議場からは異議なく可決されることとなった。
議長の森久往氏は、閉会挨拶において、議員各位の献身的な努力に対する感謝の意を述べた。さらに、最近発生した石川県での震度6弱の地震に対するお見舞いの言葉を述べた。
今後市政の発展に関わる議論が続くことが期待される。