令和元年6月26日、和泉市議会第2回定例会が開催された。出席した議員は全員であり、議長はスムーズな進行を宣言した。
今回の議会では、会議録署名議員の指名と一般質問の実施が主な議題となっていた。議長の杉本淳氏が日程を報告し、日程第1の議題に進む。
会議録署名議員については、森久往議員と石原日出子議員が指名された。続いて行われた一般質問では、小野林治三夫議員が登壇し、登下校時における子供の安全対策について質問を行った。少子化社会における子どもの安全は、近年ますます重要な課題になっており、地域の取り組みが必要とされている。
小野林議員は、最近の痛ましい事故ケースを挙げ、地域での安全対策の重要性を強調した。生きがい健康部長の立花達也氏は、本市での学校安全対策について現状を説明した。具体的には、小学校における通学路の安全確保や地域ぐるみの見守り活動が実施されていることを述べた。
その後、議員からの要望もあり、防犯カメラの設置や見守り隊の活動も含まれる学校安全対策に関して、地域住民との連携が鍵であるとされ、さらなる取り組みが求められた。
また、一般質問では吉川茂樹議員が防災と減災についても質問した。具体的には、自主防災組織の設立状況や活動内容、それに対する市の支援についての問いかけがあった。危機管理監の岡田辰雄氏は、自主防災組織の活動数が増えていることを認識しているとしつつ、昨年の台風21号での活動実績をもとに、組織の活性化に向けた取り組みを強調した。
議論はさらに、交通安全対策へと移行した。特に高齢者ドライバーへの支援として、運転免許所持者のデータを踏まえた制度についての質問がなされ、立花達也氏は国の支援制度について言及した。さらに、交通事故多発地点の改良計画についても議論され、特に信号機や横断歩道における改善策が求められている。
議会の最後には、引き続き地域の防災・減災活動が強調され、市民の安全を守るために、多くの市民と連携した取り組みが必要であることが共通認識として確認された。