令和2年12月10日、和泉市議会において行われた第4回定例会では、コロナ差別や防災関連における女性の視点、性的マイノリティの支援、また学校トイレ等の整備状況について多くの議員から質問がありました。
特に、コロナ差別については、社会で蔓延している感染者や医療従事者への偏見や差別を防ぐための広報活動が必要だとの意見が出ました。市は、フェイスブックやLINEなどを通じて、「コロナ差別を許さない」というメッセージを発信する必要があると強調されました。
次に、防災に関する議題では、女性の視点が欠かせない旨が話し合われ、避難所運営における女性の参加推進が求められました。現在、避難所運営に関わっている女性職員の割合はまだ低く、今後の取り組みが期待されます。
更に、性的マイノリティに関する議論は、和泉市の将来的なパートナーシップ宣誓証明制度の導入を念頭においたものであり、他市が進めている中で本市でも早期導入が求められました。人口の約8%が性的マイノリティであるとの調査データを基に、一刻も早く社会的な受け入れを進める必要があるとの意見が強調されました。
また、学校トイレのバリアフリー化についても言及され、教職員の使用するトイレでの和式のみの学校が存在していることに憂慮の声が寄せられました。これらのトイレの利用環境を早期に改善するべきとの意見が一致しました。
最後に、地域防犯活動や防犯カメラの設置についても議論されました。防犯カメラの設置要望が地域から寄せられている中で、新たなカメラ設置の方針が求められ、地域住民との連携が重要視されました。市は犯罪のないまちを目指し、より具体的な施策の実施を誓っています。