令和3年7月15日、和泉市議会第2回定例会が開催された。
今回は、会議録署名議員の指名と一般質問が行われる中、特にデジタルトランスフォーメーション(DX)や公用車への電動車導入に関する議論が注目を集めた。
坂元純一議員は、DXの推進について市の取り組みを尋ねた。市長公室長の八木剛氏は、自治体DX推進計画に基づき、マイナンバーカードの普及促進や行政手続きのオンライン化を進めると強調した。また、行政事務のデジタル化で、業務の効率化や市民サービスの向上が期待されるとし、今後も様々な取り組みが進められる予定であると述べた。
加えて、坂元議員は公用車の電動車導入について質問し、福祉部長の堂ノ上宏幸氏は、障がい者福祉における取り組みにも言及した。具体的には、現有の公用車99台中8台が電動車だが、今後の購入計画には環境に配慮した車両の増加が必要であると述べた。さらに、これからのカーボンニュートラルに向けた動きも考慮が必要であると指摘された。
また、岡田辰雄市長公室危機管理監は、災害の発生や脆弱な施設への対応を述べ、地域の土砂災害警戒区域での調査結果を報告した。仏並大池の決壊リスクについて警戒しており、情報提供や住民意識の向上に努めると強調した。
続いて、教育に関する質問では、早乙女実議員が学校図書館司書の制度化について触れた。現場では支援司書から専任の学校図書館司書へと地位が変わり、その業務内容は大きく変わっている。新たに導入された制度では、職務の明文化や負担軽減が期待されているが、実勤務時間や負担感には課題が残っているとのことである。全体として、正しい鉛筆の持ち方についても学校での指導が実施されているが、その形がまだ十分に根付き切れていないとのことだ。
また、教育指導監は、鉛筆の持ち方指導が重要視されているが、教員の業務過多などの理由で十分な教育がなされていないとの現実も挙げた。