令和3年12月10日、和泉市議会第4回定例会が市役所議場で開催された。
出席議員は24名全員であり、森久往議長が議会を開幕した。これに伴い、議事日程が報告され、会議録の署名議員2名が指名されたことが伝えられた。
その後、一般質問が行われ、「公明党」の垰田英伸議員が2点の質問を行った。1点目は、障がい者雇用枠拡大に向けた特別勤務室の設置についてであり、彼は自らの親友に関する内容を交えながら、障がい者の社会参加の重要性を訴えた。障がい者雇用について、山崎光一市長公室長は、正職員と非正規職員の採用を基本に障がい者枠を設け、雇用促進法の法定雇用率を目指して来たが、現状では限定的にとどまっていると説明した。
また、特別勤務室の設置について、障がい者の支援方法を提案し、大阪府庁のハートフルオフィスを例に挙げ、和泉市でもコンセプトを踏襲したい考えを表明した。市長公室長は、ハートフルオフィスは障がい者雇用の拡充に効果的であり、設置の方向で検討する意向を示した。
次に、垰田議員は市立学校の最低限の修繕について尋ね、教育施設の老朽化や緊急修繕の流れを説明する通り、管理室の調査計画が必要であると指摘した。教育・こども部長の並木敏昭氏は、教育現場での危険な箇所の効率的な修理を順次進めるとの姿勢を示した。
さらに、質疑は続いて、明政会のデルフィン議員がSNSと情報モラル教育について質問を行った。報告によると、特に小学校において、トラブル対応やSNSの活用指導が進められているとのことだった。
最後に、吉川茂樹議員ががん検診や外出支援事業について意見を表し、地域交通の整備とその重要性を訴えた。そして、松尾川大橋の工事進捗状況に触れ、今後の地域活性化や交通の利便性向上が期待されるとの見解を示した。
一連の質問に対し、市長や官民の責任者がそれぞれ回答しながら、和泉市としての方向性や施策の推進を確認し合った。議会は、引き続き市民の声を聞きながら、地方自治の運営を進めていく旨を強調した。会議は、議席番号24番・友田博文議員の発言にて終了した。