令和4年12月13日、和泉市議会第4回定例会が和泉市役所で開催された。出席議員23名が出席し、議長は会議を開いた。議事日程には「会議録署名議員の指名」と「一般質問」が含まれ、議会が行われた。\n\n一般質問では、小林昌子議員が「香害」と「ヤングケアラー」について質疑を行った。小林議員は香害が多くの人々の生活に影響を及ぼす現状を挙げ、香害対策への取り組みが重要であると語った。彼女は特に、香害による健康被害の拡大に警鐘を鳴らし、和泉市における香害対策の強化を求めた。\n\n香害に関連して、子育て健康部長の岩井幸子氏は化学物質過敏症について言及し、啓発活動を進めることが必要であると述べた。また、香害に苦しむ市民の状況を理解、啓蒙していく重要性を訴えた。\n\nさらに、小林議員はヤングケアラーについても言及し、地域としての対策の重要性を強調。教育委員会においても、ヤングケアラーやその支援についての理解が必要であるとの姿勢を表明した。教育次長の上田茂幸氏は、ヤングケアラーに対する認識を持っており、支援を進めていく意向を示した。\n\n議論の中で、議員たちからは、行政による積極的な取り組みの必要性が強調され、特に精神的な支援や相談体制の整備が重要であるとの意見が多数上がった。\n\nまた、公共施設でのインクルーシブ遊具の設置や新庁舎および久保惣記念美術館でのウエディングイベントの開催など、新たな施策を通じて市民の生活向上や地域の活力を生み出すことが求められていることが確認された。これに対して、総務部の前田正和氏は新庁舎や公共施設の多様な活用を視野に入れていると述べ、今後の取り組みを期待されていることが明らかになった。
\n令和5年以降のカーボンニュートラルへの取り組みとして、地域脱炭素戦略案を国の補助を受けて策定中であり、持続可能な地域社会の形成に向けた施策が求められる中、議員たちからは、物価高騰の影響を踏まえた創発プランの見直しや、事業優先順位の明確化についても指摘があった。これらの施策によって、和泉市の持続可能性や活力を高めていく姿勢が窺えた。\n\n最後に、公共施設での新たな試みや市民参加のイベントにおいて、市民との信頼関係を築いていくことの重要性が強調された。ここでの議論を通じて、和泉市の今後の更なる発展と市民の幸せに向けた取り組みへの期待が一層強められ、議会は終了した。