令和5年9月8日、和泉市役所議場にて第3回定例会が開催された。
出席議員24名が参加する中、辻宏康市長が開会の挨拶を行った。市長は「今回の議案は15件、報告3件、認定9件であり、特に職員の給与に関する条例改正などが含まれている」と述べ、審議を求めた。
議事日程は多岐にわたり、まず会議録署名議員の指名、会期の決定が行われ、29日間の会期とすることに異議はなかった。この後、監査報告が一括で議題に上がり、質疑もなく終了した。
教育委員会からは、令和4年度の点検・評価報告書が提出され、質疑が行われた。小林昌子議員は給食業務調理委託について質問し、土本修一教育次長兼教育・こども部長は「国府小学校は市内で9校目」と回答した。委託業務の効果として、約1億5,700万円が挙げられた。
また、令和4年度決算に基づく健全化判断比率の報告が行われ、実質赤字比率は黒字であることが示された。その後、専決処分の報告が行われ、市側の責任が明確な交通事故に伴う賠償の件も説明された。
議案については、滞納債権支払請求や職員給与条例の改正、公共下水道事業会計剰余金の処分などが提案された。特に、給与に関する条例改正では「職員の意欲や成果を反映させる」との説明がされた。
リサイクルプラザ条例の廃止については、民間リサイクルショップの進出やインターネットの普及により事業の必要性が低下したための措置と述べられた。また、国民健康保険やこども・子育て会議に関わる条例の改正も提案され、持続可能な社会保障制度の構築を目指す意義が強調された。
最後に、令和5年度の一般会計や特別会計の補正予算が提案され、歳入歳出の増減が報告された。議案は各常任委員会に付託され、全ての日程が終了した後に散会が宣言された。議会は市民サービス向上に向けた取り組みを継続していく意向を示し、次回は9月26日に一般質問を予定している。