令和5年6月30日、和泉市議会は第2回定例会を開催した。
本定例会では、24名の議員全員が出席し、多くの重要議題が議論された。
特に、議案46の農業委員会委員の任命については、辻宏康市長が経歴を詳細に説明し、引き続き4名と新たに10名を委員に任命することが確認された。
議長坂本健治氏は、特に異議なしとの発言を受け、原案通りの同意が決議された。
さらに、日程3では人権擁護委員候補者の推薦も行われ、小林久美子氏および源好氏が続投することが全会一致で承認された。
市長は両氏の経歴を評価し、その経験を今後の活動に活かすことを期待していると述べた。
また、議案35「一般職の職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」は、総務企画委員会からの報告を受けて審議された。
日本共産党を代表して、原重樹議員は特に職員の待遇改善が必要だと述べ、賛成派からも質の低下を懸念する意見があった。
議案43「和泉市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」について原議員は、支援員不足の問題に直面する中で、緩和策が質の確保に繋がらないと反対意見を表明した。
さらに、令和5年度和泉市一般会計補正予算に関する討論も行われ、複数の議員が発言する中で、特にさいわいこども園の補助金について懸念が表明された。これに対して、議員からは公立施設としての適正な補助金のあり方が問われ、慎重な審議が求められた。
最後に、議案47に於いては、演習場の事故に関する賠償額が100%市の責任となる見解に対し、議論が交わされた。吉川茂樹議員は、市の立場をもっと強く主張すべきだと述べ、処分される職員に同情を寄せた。その後、全ての議案が原案通り可決され、坂本議長は閉会を宣言し、全員の協力に感謝の意を表した。
これにより、今定例会は無事終了し、各議員の今後の活動に期待が寄せられている。