令和5年第1回定例会が、2月17日に開かれた。
出席議員24名が全員出席し、議会運営に関する報告がなされた。市長の挨拶があり、令和5年度予算案や新たな条例案などが提案され、具体的な内容が説明された。
議案第30号、令和4年度和泉市一般会計補正予算については、伴走型相談支援及び出産・子育て応援ギフトの実施に向け、歳入歳出それぞれ1億5,606万8,000円を追加する内容としており、歳入総額は777億2,160万6,000円になることが説明された。具体的には、妊娠届出や出産に必要な支援が行われる。このギフトカードはプリペイド式で、妊娠届後に支給される5万円分と出生受理後に支給される5万円分が含まれる。
また、監査報告や工事請負契約に関する議案も上程され、それぞれに関して具体的な議論があった。重要な医療関連の設備や福祉に関する法律の改正に関しても議論され、議案の審議が進められた。「和泉市手数料条例の一部を改正する条例」においては、低炭素建築物の手数料や基準が見直され、より利用しやすくなることが強調された。
さらに、市長は「頑張る職員が報われる人事給与制度改革」に取り組む意向を示し、職員のやる気を引き出す方針を発表した。
今後の課題として、現在進行中の様々な事業に加え、地域の特性に応じた地域避難計画を策定するとともに、災害リスクに備えた具体的な施策が求められる。特に、高齢者や障がい者を対象とした福祉サービスの向上や、地域コミュニティとの連携、教育環境の整備が議論される中で、特定の周辺地域における事業の進捗も注視されている。
本定例会では、多岐にわたる議題が掲げられ、今後の市政運営の方向性や市民サービスの向上を目指す仕組み作りが強調された。市長は、充実した市民サービスを提供しつつ、将来的な経済基盤を維持するため、戦略的な施策を進める考えを示した。