令和3年12月15日、和泉市役所において第4回定例会が開催された。
出席議員は全員24名。議会は無事に開かれ、事務局および市長からの報告が行われた。
議事は、まず「会議録署名議員の指名」に続き、損害賠償請求事件に関する報告がある。市長の辻宏康氏は、和泉市久保惣記念美術館の管理する樹木の影響で、相手方所有の倉庫に損害が生じた事案を説明した。この件については既に調停により661万余円の賠償金で和解が成立している。また、この賠償額は保険により全額支払われる。
次に、工事請負契約に関する議案が議題とされた。特に「和泉市防災広場予定用地土壌汚染対策工事」について、多くの議論が交わされた。吉川茂樹議員は、過去の土壌汚染の経緯が不明瞭なままで予算が膨らむことへの懸念を示す。議案第52号は賛成多数で可決されるも、議員の反対意見が目立った。
また、「和泉市南部リージョンセンター」の指定管理者に関する議案も採決が行われ、原案のとおり可決された。市の公共施設の管理体制の透明性が求められる中、これらの議案は重要な意義を持つ。
このような重要案件の背景には市民生活を守る政策が横たわっており、議会では関戸繁樹議員が新設校のプール問題について言及し、「民間プールの利用」で代替が可能という見解を示した。一方で、「みんなの健康」を第一に考えるほかの議員たちは安全面での配慮を求めた。
さらに、さまざまな議案が議会を通じて審議され、全体として市政における課題解決への努力が続くことが確認される。
また、2つの議員提出議案が通過し、子育て支援に関する経済対策の一環としての給付金についても議論が行われた。これにより、地域の課題解決に向けた一歩を示しており、議員たちの意見が市政運営に反映されることを期待されている。
この会議を通じて、各議員たちは市民の生活を直に反映する役割を果たしていると認識されている。