令和4年4月19日、和泉市議会第1回臨時会が開催された。
全ての議員が出席し、重要案件について審議を行った。本会議では、新型コロナウイルスに関連する議案が主なテーマであった。
まず、市長の辻宏康氏が今回の臨時会開催の意義を説明した。市長は「コロナ対策に関する急を要する議案があるため、臨時会を招集した」と述べた。その中で議案の1件、報告2件が提案されたことが伝えられた。詳細な報告内容を確認することで、議員からの質疑が発生した。
具体的な内容として、報告第5号では令和3年度に放棄した私債権等に係る詳細が示された。辻市長は「住宅用太陽光発電システムに関わる補助金返還金、病院診療費、戸別水道料金等を合計74万8,534円放棄した」と報告した。
続く報告第6号では、道の駅いずみ山愛の里の工事請負変更契約について、辻市長が変更契約の内容を説明した。「変更理由には、駐車場設備の設計変更と進入路の幅員拡幅が含まれる」と述べ、これにより533万1,700円が増額されたと述べた。
この内容に対して、吉川茂樹議員が「設計段階での事前確認は行われたのか」と質問した。山崎光一市長公室長は「実施設計の段階で出荷者からの意見聴取が行われた」と回答した。
また、応募役の議員からは新型コロナウイルスワクチンの4回目接種に向けた予算に関する確認もなされた。前田正和総務部長が補正予算の背景を説明し、「関連経費として5億5,240万2,000円を計上した。対象者は約15万人と見込んでいる」と述べ、接種体制の確保を急ぐ考えを示した。さらに、接種率の向上に向けた施策が進行中であることも伝わった。
会期は本日1日のみと決定され、その後の手続きが進められた。最終的に、議案第40号は原案通り可決された。
本会議を通じた審議で寄せられた意見は、今後の市政運営に生かされることが期待されている。市長は「市民生活を守るため、引き続き努力する」と閉会挨拶を締めくくった。