令和3年12月、和泉市議会第4回定例会が市役所議場で開催された。
今回の定例会では、議案19件、認定10件、報告2件、監査報告9件が提案された。
市長の辻宏康氏は、議会成立の感謝を表明し、特に令和3年度一般会計補正予算について強調した。
会期は、11月25日から12月15日までの21日間に決定され、監査報告が一括審議された。議員からは質疑はなく、報告は無事終了した。次に認定案件、特に令和2年度の決算認定が討議された。
決算審査特別委員長の石原日出子氏が報告を行い、一般会計、国民健康保険事業特別会計、後期高齢者医療事業特別会計など、各会計決算について賛否が分かれた。特に早乙女実議員は、一般会計決算に対して反対の立場を貫き、自衛隊の研修予算などに対する批判を展開した。
議案第65号、令和3年度一般会計補正予算では、国庫支出金の追加、職員給与費の調整などが含まれている。教育環境の改善や子育て支援に向けた施策が重視されている。
議案第53号の損害賠償案件では、旧文化財収蔵庫跡地に関する事故の賠償額決定について審議が行われた。市長は解決金の支払いを決定し、その理由として市のイメージダウンを挙げた。議員からの質疑では、和解に至るまでの経緯が問われ、判決を待つべきとの意見も出たが、市の判断が重視された。
最終的に、認定第1号から第10号の賛否が問われ、賛成多数で可決された。議会は市民の声を反映した運営を今後も目指す意向を示し、散会となった。