令和5年6月12日、和泉市議会は第2回定例会を開会した。
議員全24名が出席し、さまざまな案件が審議された。
公害や安全対策、特色ある都市づくりについての議論が行われた本会議では、今後の市政運営にむけた重要な決定がなされる。
まず、坂本健治議長は会議の開始を宣言し、出席議員へ感謝の意を示した。また、昨今の大雨による被害についても言及し、復旧施策の重要性を強調した。
市長の辻宏康氏は開会挨拶において、最近の降雨による市内被害の多発に言及し、早急な復旧へ向けた市の取り組みを約束した。
その後、今回の定例会で扱う主要案件についての背景説明も行われた。
注目の一つである令和5年度一般会計補正予算(第3号)案については、歳入・歳出それぞれ6914万3千円の追加が提案された。これにより予算の総額は748億6500万2千円に達する見込みである。また、債務負担行為の見直しや福祉支援についても、意見交わされる場面が見られた。
議案の審議においては、一般職の職員の特殊勤務手当改正案や、税条例の一部改正案が提案された。これにより、森林環境税の導入や固定資産税の軽減措置の実施が見込まれている。
また、文化振興財団による令和4年度決算書の提出や、令和5年度事業計画書類の内容についても審議された。この報告においては、令和4年度の収入が前年より増加したことが示され、今後の活動にも期待が寄せられている。
市の福祉や教育関連の諸議案も多く提案され、子育て支援に関する特別会計予算補正も含まれている。特に、放課後児童健全育成事業の運営基準についての改正も議題に上った。
議会運営委員会では、定例会の会期は6月30日までの19日間とし、選挙の準備や今後の議案審議の進行を報告した。
特に、和泉市における環境整備や公共施設の管理運営に関わる報告も多数あり、今後の市における計画の具体化が期待される。
最後に、議長から告知された次回の一般質問の日程が示され、出席領域の重要な課題に対する市としての取り組みの透明性を確保する努力が継続されることが期待されている。