令和4年9月30日、和泉市議会第3回定例会が開催された。議長の森 久往氏が辞職し、新たな議長選挙が行われることが決まった。
会議では、議案の審議が行われ、公平委員会委員、監査委員の選任や固定資産評価審査委員会の委員選任などが議題に上がった。特に、辻 宏康市長は公平委員会の委員として平井 信夫氏を選任した報告を行い、その経歴を認める発言があった。
また、インフルエンザ予防接種の自己負担額無償化を含む補正予算案が提案され、議員からは実施期間や対象者についての質疑があった。特に石原日出子議員は、無償化対象者の年齢基準について確認を求め、迅速な対応が求められることを強調した。
消防指令業務に関する議案については、原 重樹議員が反対の意見を表明。今後の法制化における懸念事項を記した。彼は、新たな委託業務の影響として、地元ニーズに対する柔軟性が失われるのではないかと指摘した。議案は賛成多数で可決されたが、今後も議論は続く見通しである。
加えて、令和3年度決算認定の報告が行われ、実質収支が約6億5千万円の黒字となっていると市長が報告した。また、特別会計についても全て黒字決算であったと述べられ、議論の焦点が市政の健全性に移る兆しが見受けられた。
最後に、全ての議題が終了し、辞職した森議長による挨拶で議会は締めくくられた。議会運営に対する感謝の意を表し、次の議長へと流れが託された。