令和4年9月8日、和泉市議会第3回定例会が開催された。議会には、24名の議員が出席し、様々な議題について活発な議論が交わされた。
本定例会では、会議録署名議員の指名が行われた後、会期が10月7日までの30日間と決定された。議長の森久往氏は、各常任委員会の行政視察の成果を報告。特に、都市環境委員会の視察が印象的であったと述べた。
辻宏康市長は、今回の定例会で提案された案件は、令和4年度の一般会計補正予算(第5号)を含む議案15件、報告4件、認定9件、監査報告12件など、合計31件に上ると説明した。特に、令和4年度一般会計の補正予算には、歳入歳出それぞれ約7億7千万円の追加が盛り込まれている。
小林昌子議員は、教育委員会の点検評価報告書に関し、待機児童解消への取り組みを評価しつつ、医療的ケアを要する子どもへの支援について質問した。並木敏昭教育次長兼教育・こども部長は、過去2年間に新たに保育士が復帰した人数を24人、令和4年度には27人になっていると回答した。さらに、民営化する認定こども園について、関係がある医療的ケア児への対応を進める方針を強調した。
次に、財政健全化に関する報告が行われ、実質赤字比率、連結実質赤字比率が黒字であることが確認された。実質公債費比率は7%に達しており、将来負担比率はマイナスであることから、健全な財政状況が維持されているとの見解が示された。山本秀明議員は、この数値が改善傾向にあることを評価しうっかりした関心を持つべきだと述べた。
また、複数の工事契約に関する変更契約の報告が議論された。新庁舎整備に関連するものでは、工事費が4,088万円増額された原因として、立体駐車場建設に伴う仮設構台の設置などが挙げられた。一方、立体駐車場の監視カメラ設置の取りやめや充電用電源設備の追加により、電気設備工事は減額された。
本日の議事は全て終了し、散会が宣告された。次回の一般質問は9月27日に行われる予定だ。