泉大津市議会の第2回定例会が6月30日に開催された。様々な議案が提案・議論され、いずれも議会の同意が得られる結果となった。
会議では、まず議案第37号「人権擁護委員候補者の推薦について」が取り上げられた。この件について南出賢一市長が指名した候補者は千百松良子氏と櫻澤宏尚氏。市長は、千百松氏が長年教育に携わり、特に人権問題において経験を積んできたことを強調した。また、櫻澤氏は地域でも活発に活動しているとのこと。両者の適任性が認められ、議会も異議なく同意した。
次に議案第38号「農業委員会委員の任命について」の案件が審議された。南出市長は、任期満了を迎える現委員に代わる新たな委員の任命を求める説明を行った。14名の農業従事者と2名の非農業従事者の中から選定され、議会の同意が得られた。市長は特に専門知識を有する委員の重要性を挙げ、その方々の今後の貢献に期待を寄せた。
最後に、議会議案第5号「消費者被害の防止・救済のため、特定商取引法の抜本的改正を求める意見書が提出された。池辺貢三議員がこの意見書の趣旨を説明し、特商法の改正を求める理由を詳述した。特に高齢者を狙った詐欺や消費者相談が多い現状を踏まえ、具体的な対応策を求める声があった。議題の内容は議論の末、原案通り可決されるに至った。
会議はこれらの議案が全て議了され、南出市長が閉会の挨拶を行った。新たな市庁舎や公園の開発に関する進捗状況等、今後の展開についても言及され、市政への理解とサポートを市民に呼びかけた。