令和4年3月25日、与那原町議会は第1回定例会を開催し、令和4年度予算案や各種陳情について審議した。予算案は一般会計、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計など、重要な議題が取り上げられた。各議題に関して、議員たちの意見交換が行われ、予算案や陳情が審議された。
中でも、松長康二議員による一般質問が注目を集めた。松長議員は、特に町の空き店舗利用支援事業について多くの提案を行った。松長議員は、「地域に根ざした商売を行うためには、補助対象者を見直す必要がある」と述べた。また、商店街の駐車場問題についても言及し、「駐車場の確保は商店街活性化に向けて重要だ」と強調した。この発言に対して、観光商工課長の比嘉義明氏は、駐車場の必要性を認め、ニーズ調査を進める考えを示した。
また、学校教育に関する質問も行われ、「タブレットの使用状況についてや、学校の教室環境の整備についても質問が相次いだ」と報告され、教育指導主事の宮城義隆氏は「タブレットを活用した学習支援の強化に努めている」と応じた。学校環境の改善についても踏み込んだ意見交換が行われ、予算措置が今後の課題として扱われる見込みである。
議案の可決については、全会一致での原案可決や採択が相次ぎ、令和4年度の各会計予算が承認された。このような中で、今後の運営の透明性や効率性向上が目指され、町民との対話を重視した議会運営が続いていくことが期待されている。今後、与那原町がどのように観光振興や地域活性化を進めていくのか、議会の動向に注目が集まる。