令和6年3月6日、久米島町議会にて重要な議題が議論された。議長の玉城安雄氏は、全議員が出席したことを確認し、大きな議題に入った。特に鳥島射爆撃場の早期返還問題が浮上した。宇江原総清議員は、報道された劣化ウラン弾に関して町長に意見を求めた。その内容に対し、町長の桃原秀雄氏は明言を避け、「確認のため関係機関に問い合せ中」と述べた。この回答に対し、宇江原議員は不満を示し、町長の信頼性に疑問を呈した。
続いて、ふれあい公園の越波防止対策についての議論が続いた。議員たちは、台風による被害が頻繁に発生していることを指摘。桃原町長は関係機関と調整中であることを強調したが、住民からの不安の声が高まっている現状に危機感を抱く必要があるとの見解を示した。
また、松くい虫の被害も取り上げられ、住民の生活環境を脅かしていることが確認された。町長は、ドローン技術を導入し、駆除に向けた取り組みを進める考えを示したが、実際の効果や進捗には疑問が残る発言が多かった。
観光振興についても多くの意見が出された。観光立町を目指す桃原町長は、多くの施策に取り組んでいると述べたが、実際には観光客の集客が思うようには進んでいないと指摘され、議員から具体的な施策を促す声が上がった。また、子ども議会での意見も交え、町民が参加できる施策を強調した。
町の発展には透明性と具体的な行動が求められている。一方で、住民の安全と環境保全を重視した施策を機能させることが、町としての責任であるという意識を一同が再認識した。