令和6年3月27日、与那原町議会は第1回定例会を開催し、様々な議題が取り上げられた。特に注目を集めたのは、一般質問と予算関連の議案である。議会では、古堅亮吉議員が町内の危険箇所や交通の安全対策について具体的な質問を行い、特にオリオン通りの交通事故が多発する点を挙げ、対応策を求めた。生活環境安全課長の金城勝治氏は、監視カメラや徐行看板の設置を進めると回答した。
また、舩谷議員は福祉バスの実証実験の延長について質問し、年々利用者が増加しているとの回答があった。町内バスの運行は高齢者や障がい者の移動手段として重要であり、より多くの人々が利用できるような改善策を講じる必要があると強調された。
特に、保育士確保の問題については、町の施策により修学資金貸付制度が導入され、保育士の確保に向けた取り組みが進められている。そこでの現状としては、具体的な改善策が求められており、より多くの支援策が必要との声がある。
他方、観光計画においては水路の水質改善が進められているが、浚渫についての具体的なスケジュール案はまだ提示されていない。課題としては、下水道普及に伴い水質が改善されつつあるが、地域の観光資源としての水路をどう生かしていくかが重要視されている。
最後に、与那原町の大綱曳まつりについての意見も交わされた。予算の確保が重要であり、地元区長の負担軽減の観点からも新たな組織の立ち上げが望まれるとの意見が出された。特に、祭りを支える運営側と地域コミュニティの連携を強化するための施策が今後求められるとも言われた。町民が共に楽しめる祭りを実現するためには、より良い関係づくりが不可欠である。