与那原町議会の第1回定例会が令和6年3月26日に開催され、重要な議題が討論された。特に運玉森に関する景観保全の問題が注目を集めている。この地域は自然環境の保護と観光資源としての価値が高い。
運玉森の頂上はクチャで構成され、最近の遊歩道の構築によりコンクリートが使用されている。しかし、重量による圧迫がこの地質に影響を与えるのではないかと懸念される。まちづくり課長の饒平名幹貴氏は、使用されたコンクリートの量が約1.8立方メートル、つまり約4トンであると説明。一方で西原町との協力体制も探っている。
次に、会計年度任用職員の雇用状況も報告された。長年勤めている職員の雇用に関して、福祉分野での労働環境が厳しくなっており、変化が求められる。特に保育士の確保が課題となっており、副町長の城間秀盛氏も、誤解を解くべきであるとの認識を示した。現場の職員が安心して働けるように対応を進めることが重要である。
また、出産・子育て支援に関する取り組みも進行中で、特に産後ケア事業の拡充や妊婦健診の助成についての検討がなされている。健康保険課長の伊集哲氏は、これらの事業が順調に進んでいることを報告した。
ヤングケアラーの支援については、調査項目の設定と支援体制の構築が必要とされているが、具体的な進捗はなされていない状況であることが指摘された。子育て支援課長の新里健氏は、今後の施策を検討する意向を示した。
最後に、交通安全対策としての音の出る信号機設置については、沖縄県警察本部から情報が提供されている。設置基準に基づき判断がなされるが、現在のところオリオン通り入り口への設置は難しいとの結論が出ている。\n
議会の討論を通じて、これらの問題が町民に欠かせないサービスであることが明らかになり、今後の施策への期待が寄せられた。