与那原町議会は令和元年12月12日に第4回定例会を開催し、主に一般質問が行われた。議員らは、町の交通戦略や公共交通施策、またマリーナや耐震問題について多角的に意見を交わした。
特に、宮平正伝議員は地域交通戦略の推進に向けた取り組みを問いかけ、公共バスの運行やコミュニティバスの設定についての意見が活発に交わされた。「公共交通を利用することが地域の活性化につながる」と述べた宮平議員は、特に稼働が難しい地域においてバス路線の拡充を求めた。これに対し、企画政策課長の石川毅氏は、交通施策検討会議を通じて、具体策の展開を模索していると回答した。
また、与那原町では、地域連携体を通じた水辺のマルシェの計画も進行中である。松長康二議員は、事業の延期についてその責任がどこにあるのかを検討し、連携体の役割や有効性について疑問を呈した。「地域の活性化には、多方面からの協力が必要だ」と強調した松長議員は、危機管理の重要性も訴えた。
一方、与那原大綱曳まつりに関する進捗状況も話題に挙がり、観光商工課長の比嘉義明氏は、金武町での視察を通じて藁の状態確認が良好であり、購入検討を行っていると報告した。「藁の価格交渉も行う必要がある」と課長は認識を示す。