令和4年第1回与那原町議会定例会が2022年3月24日に開催された。議題には、ロシア連邦によるウクライナ侵攻に対する決議が重要な位置を占めた。
与那原町議会はロシア連邦によるウクライナ侵攻に強く抗議する決議を採択した。この決議はロシア軍の早期停戦と撤退を要求するもので、議員たちの強い意志が反映された。提案者の新垣真一議員は「ウクライナの主権と国民の命が無差別に奪われている現状を憂慮し、強く抗議する」と述べ、決議の必要性を強調した。また同決議は沖縄の過去の歴史や、戦争の悲惨さを踏まえた覚悟が示されている。
一般質問も行われ、地域の課題が浮き彫りになった。特に舩谷政喜議員は地産地消の促進について取り上げ、地場産業の活性化策を提案した。観光商工課長は赤瓦使用奨励金制度や特産品認定制度を通じて地場産業を支援していると回答した。
また、与那原町は再生可能エネルギーの導入を進め、高橋拓也財務部長は「再生可能エネルギー導入によって経済的メリットが得られ、持続可能なまちづくりを目指している」と述べた。
さらに、窓口サービスの向上にも議論が及んだ。死亡届に関する手続きが多く、手続きの負担を軽減するための施策が求められた。町での取り組みとして、申請手続きの見える化やお悔やみハンドブックの作成が挙げられた。
最後に、与那原町は国道329号の与那原バイパスの開通を契機に交通の利便性を向上させ、地域の活性化に努めていると報告され、この新たな交通路に伴い将来的に地域のまちづくりに貢献することが期待されている。