令和2年9月8日、与那原町議会は第3回定例会を開催し、予算の認定や決算の承認を議題に討議した。
特に、平成31年度一般会計の決算についての審議が行われ、歳入歳出の概要が報告された。町長の照屋 勉氏は、歳入総額が8,418,503,881円、歳出総額が8,359,412,727円であり、実質収支額は52,094,154円であると述べた。この結果、翌年度繰越額として20,000,000円が処理されることとなった。
また、歳入の対予算収納率が90.1%であり、調定収納率は99.6%に達していることが明らかにされた。税収の詳細として、町税は繰入金や予算現額に対し、収入済額が収入未済額を上回っていることを報告した。地方税制の安定がこの結果によることが指摘された。
さらに、国民健康保険特別会計に関しては、健康保険加入者の状況が報告され、加入率は24.1%となり、前年比でやや減少している。健康保険課長の上原 丈二氏は、一般被保険者分の税の収納率が98.12%となっており、滞納分は28.2%であることを伝えた。
後期高齢者医療特別会計の報告も行われ、加入者数が前年度より増加したことが伝えられた。ここでも歳入歳出が報告され、収支状況は安定しているとされ、未使用の保険料からの収入が報告された。
公共下水道事業については、整備面積が前年より増え、接続率が75.1%に達していることが報告された。これにより、住民に対する衛生環境の向上が期待されている。
認定第5号では、水道事業会計の決算が報告され、給水件数や収益が前年を上回る結果になったことが強調された。副町長の城間 秀盛氏は、収益的収支が424,409,931円、当年度純利益が24,014,070円であると詳細を説明した。
最後に、議案第50号の剰余金の処分が提案され、町の財政運営が今後も堅実に続けられることが確認された。議会はこれらの内容を慎重に審議し、認定を行うことで、次年度の健全な運営が期待されている。