令和6年1月23日、与那原町議会は臨時会を開催し、重要な議題について審議が行われた。
会議では、与那原中学校の屋内運動場改修工事に関する契約金額の変更が報告された。町長の照屋 勉氏は、契約金額が94,435,000円に改定されたことを伝え、変更の理由として、追加工事やクラック補修による収支の増減が挙げられた。
次に、手数料徴収条例の一部を改正する議案が提出された。照屋町長は、手数料の標準に関する政令改正を反映させるためと説明。具体的には、収入及び支出を見直すことで、徴収額を明確化し、住民への影響を最小限に留める考えを示した。これに対して、市民への負担軽減を求める声もあった。
さらに、与那原町立小中学校の電子黒板整備に関する議案も審議された。照屋町長は、予算額934万円の契約を締結する予定であることを明らかにした。この契約の目的は、ICT教育環境を整備し、教育の質を向上させることだ。入札条件の遵守について具体的な質問が出され、教育課長の仲里武徳氏は、一律の条件を設定して入札を行っていると説明した。
また、令和5年度一般会計補正予算が提案され、歳入歳出それぞれ199,907千円の追加が決定された。特に国庫支出金の増加が強調され、今後の財政運営における重要な要素となることが議論された。財政課長の岡 剛氏は、新型コロナ関連の臨時交付金を活用した事業が今後の収益に寄与する期待を述べた。
水道事業会計の補正予算も承認された。収入面では、2,300万円の減少が予測されている。この減少の背景には新たな水道料金減免の施策があることが説明され、今後の状況をさらに見守る必要性が示された。おおむね良好な対応がなされている中で、副町長の城間秀盛氏は、各施策の効果を見極めた上での運営が求められるとし、現場のデータを重視していく方針を強調した。
この日程全体を通して、各議員からは透明性の高い運営を期待する声が多く出され、町の将来を見据えた施策の推進に向けた協議が活発に行われた。様々な議題が採決され、原案のとおり可決されたことにより、町の財政運営において重要な一歩が踏み出された。