令和3年9月24日、与那原町議会は第3回定例会を開き、一般質問が行われた。
この日に、古堅亮吉議員は町役場周辺の道路整備計画や災害時の避難道路、また大見武地区の都市計画に関して質問を行った。特に、オリオン通りの整備については、まちづくり課長の饒平名幹貴氏が現状の構想段階について説明した。「現在、事業化の際には道路の補助事業の活用を検討しているが、資金配分が少なく苦慮している」と述べた。
次に、諸見里史子議員は公民館の役割とその管理に関する質問をし、整備の必要性を指摘した。生涯学習振興課長の新垣政孝氏は、「公民館は地域コミュニティーの活性化に欠かせない施設であり、修繕や建て替えには区民との協議が必要」と説明した。地域の公民館が老朽化している現状が否定できず、費用や負担の問題も浮き彫りとなった。
また、德田将仁議員は防災についての質問をし、生活環境安全課長の大城哲氏が土砂災害地域や津波避難施設について現状を説明した。議員は「平時からの危機感が薄れがちであり、こうした問題にしっかり取り組む必要がある」と強調した。加えて、ウオーキングの推進に向けた道路整備の提案もあり、町としても改善の意思を示した。
最後に、山口修議員はコロナ禍による財政状況や、次期衆議院選挙に関する見解を求めた。議員は「地方税財源の充実が求められる中、財政課や企画政策課の動きを注視している」と述べた。その中で、町長や教育指導主事に対しても強い要望を行った。
本日の議会では、幅広い議題が取り上げられ、町民にかかわる諸問題がフィードバックされた。議員たちが町の将来に向けて真摯に意見を交わし、町民の利益を優先する姿勢が伺えた。議会の締めくくりとして、コロナ禍に対する意見書が可決され、重要な課題として一同で取り組むことが改めて強調された。