令和6年第2回与那原町議会臨時会が開催され、重要な議案が審議された。特に、電子黒板整備に関する専決処分の承認に注目が集まった。
本会議では、最初に会議録署名議員の指名が行われ、新垣真一議員及び古堅亮吉議員が選任された。
続いて、会期は本日1日間に決定された。議長の喜屋武一彦氏が、異議なしとの声があったことを受け、会期の決定を認めた。
日程第3では、与那原町立小中学校電子黒板整備事業の物品購入に関する専決処分が承認された。この契約は、当初請負金額が9,339,000円から14,319,800円に変更されたもので、増額分は4,980,800円にのぼる。副町長の城間秀盛氏は、専決処分理由について「議会を招集する時間的余裕がないため」と説明した。
質疑応答では、志村幸司議員が与那原町の各学校における電子黒板の配置について問うたのに対し、学校教育課長の仲里武徳氏は、与那原小学校と与那原東小学校にそれぞれ8台、与那原中学校には7台の予定であると明言した。また、令和11年度まで機能強化を目指した配置計画があることも語った。
議案第5号では、与那原町職員の給与に関する条例の改正が提案され、令和5年度の人事院勧告に則り給与の改定が行われることとなった。改正理由を城間副町長は「会計年度任用職員の給与及び報酬について所要の改正を行うため」と述べた。質疑では、相羽としえ議員が改定の経緯を説明。また、遡及適用に関して疑問を投げかけたが、総務課長の上原謙氏は、過去の条例改正との整合性を保つ苦労を報告した。
さらに、議案第6号の令和5年度一般会計補正予算(第8号)についても審議された。歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,612万8千円を追加する内容で、教育費や民生費に関する予算の増額が含まれている。副町長は、これにより地域サービスへの影響があるとし、迅速な予算対応が求められた。
一連の議案が賛成多数で可決され、与那原町の教育現場や職員の待遇改善に向けた取り組みが進められることが確認された。議長は、本日の会議ではすべての日程が終了したと報告し、閉会を宣言した。