令和5年4月24日に、与那原町議会は臨時会を開催した。
本会議では、4つの議題が懸案として挙げられた。最初に、会議録署名議員として古堅亮吉議員および德田将仁議員が指名され、次いで会期は1日間に決定された。
続いて、専決処分の承認に関する議案が提案された。この専決処分は、与那原町税条例の一部改正を目的としており、地方税法施行令及び施行規則の改正に伴うものである。照屋勉町長は、議会を招集する時間的余裕がないため、専決処分が必要であると説明した。質疑は設けられなかったが、議案は賛成多数で承認された。
最後に、令和5年度一般会計補正予算が提案され、その内容が詳細に説明された。岡剛財政課長は、今回の補正予算では歳入歳出それぞれ424,443千円を増額し、総額を9,858,340千円とすることを発表した。補正内容の中には、国庫支出金や繰入金の増加が盛り込まれている。
特に脱炭素事業に関して、全町を挙げた啓蒙活動が行われていくことが強調された。我謝孟範議員の質問に対し、山城司企画政策課長は、脱炭素事業の先行地域には東浜地域を定め、シンポジウムを通じて全町民への情報共有を進めていく意向を示した。提案した各種事業は町民や企業へ周知されることが期待されている。