令和5年12月4日に開催された与那原町議会の定例会では、多くの重要議題が審議されました。
会議では、まず監査委員の選任について町長の照屋 勉氏が提案し、議会は同意することに決定しました。
また、国民健康保険税条例の一部改正についても重要な議案として取り上げられました。この改正では、出産被保険者を対象にした所得割と被保険者均等割の軽減が盛り込まれています。副町長の城間 秀盛氏は、この改正が全世代型の持続可能な社会保障制度を構築する一環であると説明しました。
他にも、職員定数条例の一部改正があり、新規の採用枠を14人から15人に増やすことが決定されました。これについて、議員の我謝 孟範氏は現在の臨時職員の多さに触れ、正職員に移行すべきだと意見を述べました。
さらに、与那原町課設置条例の改正も行われ、「観光商工課」から「ブランド推進課」に名称変更が提案されました。総務課長の上原 謙氏は、これは業務効率化の一環であり、観光や農林水産業のブランドを強化するためのものだと説明しました。議員たちはこの変化に対する懸念を表明し、特に名称から地名が排除されたことについて疑問を呈しました。相羽 としえ議員は、ブランド推進課の名称が与那原の特性を示すべきだと強調しました。
また、与那原大綱曳資料館の360度3D VRシアターに関する備品購入事業では、最新の映像技術を取り入れることが決まり、特に映像の内容が地域の文化や観光に焦点を当てており、高い期待が寄せられています。
特別会計に関する補正予算案についても討議され、各種予算の見直しや追加が行われ、与那原町の財政状況を反映した形での予算配分がされることが確認されました。
これらの議題は、与那原町の今後の発展に大きな影響を及ぼすものであり、議会の慎重な審議が行われました。議員たちは効率的な行政運営と住民サービス向上を目指し、地方自治体の課題に対し積極的に取り組む姿勢を見せています。